プロジェクトストーリー

包装機械
ワンストップでお客様の課題を解決。きめ細かなサービスの提供を目指す

軟包装資材の専門商社からスタートした当社。お客さまのニーズにきめ細かく対応していくために軟包資材のメーカーへと転身。メーカーとなって得ることができた「安心・安全の追及」「確実性」「短納期」などは、20年前なら大きなアドバンテージになっていましたが、今となってはそれが当たり前の状態です。

他社に対する差別化とお客さまへのきめ細かいサービスの提供を目指し、「ここに相談すれば何でも応えてくれる」という存在になるべく、包装機械の製造・開発に取り組むことにいたしました。

目標の一つは、生産者の6次産業化のサポート。誰でも簡単に利用できる包装機械の普及を目指す

フィルムや包装資材を販売している当社ですが、今の時代、当社製品と包装機械は切っても切れない関係となっています。それなら両方扱ったほうが、お客さまにとってありがたい存在になれるのでは、という発想から当プロジェクトがスタートしました。

また、農水省が提唱している6次産業化の推進によって生産者が単に作った野菜を売るだけではなく、加工して販売するところまでを担うことになった際に、包装メーカーとしてそれをトータルサポートする体制作りを先駆的に行いたいという経営戦略上の狙いもあります。

包装機械といってもその用途・種類は様々です。特に大型機械に関しては専門メーカーも数多く存在しますので、当社では小型かつ省スペースで設置でき、手軽に購入できる価格帯の商品をラインナップしていきたいと考えています。

ブランドコンセプトは「軽自動車のように!」

思うに、日本の「スズキ」やインドの「タタ・モーターズ」は、軽自動車という誰もが容易に手に入れることのできる「移動手段」を提供することで、社会の発展に寄与しています。当社も同様の目線で、小型・シンプルでお年寄りでも扱いやすい機械の開発を行い、トップブランドへと成長していきたいと考えています。長年農産ビジネスに携わってきた当社ならではの視点で、農業の現実に即したサービスを提供できることが我々の強みであり使命でもあります。

環境の変化が新たな機械の開発を加速

元々、お菓子や食品の包装機械を得意にしていた「ブラザー機械工業」の吸収合併からこのプロジェクトはスタート。
町工場的な雰囲気の中で腕を磨き、職人気質が強いブラザー機械工業出身の社員を、衛生管理のしっかりした精工の環境に馴染ませるのには、少し時間がかかりました。しかし、精工が持つフィルムのノウハウとブラザー機械工業が持つ包装機械のノウハウを活かし、今後、新たな機械の開発を加速させていきたいと考えています。また、長年培ったノウハウを持った職人も在籍していますので、これからは若い世代に積極的に技術の承継を行ない、チームの活性化も目指していきます。

大手の量販店がカット野菜や独自の包装等への取組を始めています。大手に追随する中小の量販店でその動きが本格化する前に、何とか次の一手を打てる体制を整えている状況です。まずは、精工が得意とする野菜関連の包装機械で実績をあげ、お客様のニーズに合致した機械、使いやすくシンプルな機械をどんどん世に送り出していきたいと思います。また、機械の販売・メンテナンスには営業スタッフの協力が必要不可欠。営業スタッフが安心して販売できる機械、そして簡単にメンテナンスできるものを作っていきたいと考えています。

小型包装機械とデジタル印刷は切っても切れない関係!?

いくらデジタル印刷を駆使して小ロット印刷が可能になっても、そのあとの包装加工の工程が従来通りの大型機械であれば大きなロスが発生します。小型の包装機械で極限までロスを減らすことによって、より環境負荷の少ない包装加工が可能になるのです。両者のシナジーによってプロジェクトの進展により拍車がかかるものと期待しています。

精工で仕事を続ける限り「野菜と果物」は主要な開発テーマとなりますが、他の分野でも包装機械が果たす役割は大きく、活躍の場は大きく広がっていると思いますので、アイディアを多方面に活かせる柔軟さを大切にしていただきたいです。アイディアを活かし開発に取り組んでいく積極性と製造実務に関する様々なノウハウを身に付ける前向きさを大切にしてもらえれば、と思います。

開発・製造業務の一方で、メンテナンスなど顧客対応が必要な仕事もありますので、お客様の目線で機械を説明できる表現力やコミュニケーション能力も必要になります。お客様の声から新しいアイディアが生まれ、それを設計・開発にフィードバックすることも多く、その意味では「技術営業」と「設計・開発・製造」が融合した仕事ともいえます。